Windows2000のネットワーク設定
Modified: 19 Dec 1999
海野さんから画像のリンクが切れているというご指摘がありましたので、修正しました。ありがとうございました。(15 Dec 1999)
Windows2000で何が変わったか
LAN接続と電話接続(ダイアルアップネットワーク)が統合された
Windows98やWindowsNTでは、LANは、コントロールパネルのネットワークで設定し、電話接続については、マイコンピュータのダイアルアップネットワークで設定していました。
Windows2000では、どちらも「コントロールパネル」の「ネットワーク」で設定します。
LANと電話は、つなぐ装置が違うだけで、インターネットにつながってしまえば、まったく同様に動作します。
現状では、電話のほうは速度が遅いですが、今後、ADSLなどのサービスが実用化すれば、LANより、電話のほうが高速になることもありえます。
ActiveDirectoryが導入された
大規模ネットワークを想定して、従来の単純なグループ分けの方式から、本格的に、ネットワーク全体をツリー構造で管理できる機能がサポートされました。
ネットワークの構成変更が容易になりました。というより、今までの機能が貧弱であったというのが客観的な見方です。
なにが貧弱であったかというと、以下の点です。
- 大規模なネットワークに多量のPCを接続しても、それらが階層的に管理できなかったんです。HDDの1つのディレクトリに、多量のファイルを置いた状態で管理するようなものでした。
- TCP/IPのホスト名とNetBIOSのコンピュータ名をいう2つのネットワークプロトコルが混在して使われていました。
要は、DOS時代に設計されたLAN Manager(NetBIOS)というMicrosoft専用のシステムの拡張であったのですが、インターネットの普及から、ビルゲーツが、Internet戦略を打ち出したことにより、Windowsも標準のTCP/IPのサポートをすることになりました。NT4.0はその移行時期に出た製品なので貧弱だったのです。Windows2000では、標準のTCP/IPが主軸で、NetBIOSは、過去の互換性保証のためのプロトコルとなっています。
抜本的な変更を行ったので、移行には混乱が予想されます。したがって、ここ1年くらいそのテーマが雑誌の特集を飾るものと予測できます。
Intellimirrorが使える
どのPCを使っても自分が設定したPCの画面が現れるという機能が使えるようになりました。
会社などでは、自分専用のPCを持つ必要がなくなりました。
TerminalServerが使える
ほとんどCPUしか持たない安価なPC(昔は500ドルPCと呼ばれた)を接続してもすべての機能がつかえるようになりました。
WindowsNTでは、Terminal Serverという別商品でしたが、Winodws2000で統合されました。
PPTPによるVPNや、高速な電話回線(ADSLなど)が実現すると、遠隔地からのターミナル接続も実用になります。
NATがサポートされた
NATがサポートされたので、ルータ装置として使えるようになりました。IPマスカレードはサポートされていないようです。
L2TPがサポートされた
VPN (Vertual Private Network) を実現する暗号化プロトコルとして、NT4.0 にもあったPPTP (Point-to-Point Tunnel Protocol) のほか、L2TP (Layer 2 Tunneling Protocol) のサポートされました。
QoS がサポートされた
QoS (Quality of Service) とは、音楽や映像をインターネットで送受信する場合に、帯域を確保しておくと、回線の負荷がかかっても確保した帯域を保証してくれるサービスのことです。Windows2000では、IETFの標準規格である RSVP (Resource Reservation Protocol) を使った、ACS (Admission Control Services) が組み込まれています。
WINSの複製がすぐ行える
WINSのプライマリからセカンダリの更新は、NT4.0では、指定時間毎に更新しますので、PCの環境設定をやっているときなど、すぐに更新して欲しいときがあります。
Windows2000では、更新したらすぐにセカンダリを更新する機能、Persistent Connections、が備わっています。